2007/4/7

  • ゆれる

監督や俳優にそれほど詳しいわけではないけれど、西川美和×香川照之とあれば必見。圧倒的な展開に加えて、画も印象に残る。全体もすごくて細部も素晴らしい。新井浩文もよし。オダギリジョーってスターなんだなと思った。なかなか使いこなしている監督はいないような気がする。
最後のシーン、ミノルはタケルに歩み寄るのだろうか、それとも立ち去るのだろうか。関係を取り戻すのか、復讐して突き放すのか、ミノルの目的と目論見はなんだったのか。それとも一貫した目的や目論見はないのだろうか。監督はどのような「人間」の物語を描いたのだろうか。