2007/04/29

こちらもアメリカのポップ・ミュージック界の内幕モノでした。
1975年の作品ということで、時代考証はホンモノ(当たり前)。
この既視感、ワクワク感。アメリカのテレビ映画シリーズと重なるんです。
ジョン&パンチとかワンダーウーマンとか。
ファッションも街並みもインテリアも。
画面の粗さや色味も。
で、もう一つの共通性は、男が男臭いこと、女が女臭いこと。
ホントに鼻に突くくらいムンムンと漂います。
エロいとかではない、現代には再現できない感じの雰囲気。
自らの感性を信じプロフェッショナリズムを貫こうとする男に立ちはだかる障害。
最後のどんでん返しは典型的すぎて驚くほどではないものの、ストーリー展開にあわせて露出してくるスター候補のおぞましい素顔とのコントラストで深みが出たと思う。